Pianoレッスンを受けるとは
みなさまご存知の通り、鍵盤を使ってドレミファソラシドを鳴らす楽器です。
その仕組みは、ピアノハンマーと呼ばれるもので弦を叩くことによって音がなります。
学校の音楽教室や体育館にあるピアノは、グランドピアノ・アップライトピアノと呼ばれるアコースティック楽器のため、最低でも年に1度、調律という音合わせが必要になります。
電子ピアノはそのアコースティックピアノから音を録音し、搭載された電子楽器になります。
メーカーによっては、海外の有名ブランドピアノを用いての録音や、国内メーカーの最高峰のグランドピアノから録音されたものなど様々。
電子ピアノは価格によって鍵盤やスピーカーも変わってきます。
その価格は、数万円〜100万円を超えるものまで多種多様です。
「感性」「耳」「テクニック」を鍛えるという意味では、アコースティックピアノの方が適していると私は感じています。
その理由は、電子ピアノは「必ず綺麗な音」が鳴るため、自身の表現力やテクニックの向上を感じ取ることが難しいためです。
とはいっても置場所や音、価格等の問題もありますので、迷ってしまうは当然ですよね。
ご家族とご相談のうえ、お決めいただければ良いと思います。
私にとってピアノとは、非常に大切なものです。
辛い時、楽しい時、いつもピアノがありました。
ピアノのおかげで、人生が豊かになったとも言えます。
それでも小学校低学年の頃、1度だけレッスンをすごく嫌がったことがありました。
教わっている曲が、思うように弾けず、逃げ出したかったのです。
その時先生は、私のやりたい曲でレッスンを進めてくれました。
もし、無理やり課題曲をやらされていたら…
もし、すごく厳しく怒られていたら…
小学生だった私はピアノをやめてしまっていたかもしれません。
ピアノに限らず楽器は、自身の成長においてもとても武器になってくれます。
諦めないことや、続けることの大切さ、達成感を学ぶことができるからです。
難曲を何度も繰り返し練習し、挫折を味わいながら弾けるようになってくると
私は「弾くこと」「弾けること」が楽しくて時間を忘れるほど毎日毎日何時間も
ピアノを弾いていました。
その向上ぶりを見て、中学生の頃、ピアニストを目指すため先生から音大に進むようご指南いただきました。
音大入学のための高校もご指定いただきましたが、私は違う道を歩みました。
音大進学の道を選びませんでしたが、ピアノを通じて学んだ「向上心」は私を色んな面で
成長させてくれました。
クラシック曲というのは非常に奥が深く、難しいです。
作曲者の意図を取り違え、曲の世界観を壊してはならい。
「譜面通り」というのが絶対条件の世界です。
そんな中に「自分らしさ」を出してこそ素敵な音色になる。
と私は思っています。
楽器は、テクニックが要されることはもちろんですが、音楽は心で奏でるものです。
だからこそ人は、音楽で感動したり、涙したりするのです。
みなさまもそんな経験がありませんか?
興味を持ちながらも、ピアノやその他の楽器未経験の方でも「音」の世界をご自身なりに
楽しむために、ピアノがそのきっかけになったら嬉しいです♬
ピアチェーレピアノ教室講師:山藤 佳世